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ビーボックスアクアリウム 用品情報

埼玉県八潮市にある関東を代表するアクアショップ


by b-box_goods

クーラーjK

こんばんは、桑原です。
今日は、2Fショールームの45×45×50H水槽にクーラーを設置しました。
以前のショールームブログを見ていただけると分かるのですが、この水槽はもともとクーラー無しで通年飼育するつもりでコーディネイトした水槽でした。ですが、やはり色揚がりのスピードやコケの抑制を考慮し、クーラーの設置に踏み切ったわけです。
で、この水槽、水量的にもサンプ込みで100リットル強。ライトはLED、生体はサンゴ。非常にクーラーの選定に悩みがちなパターンだなあ、と皆様のクーラー選びのヒントになればと思いましてちょこっと書いてみます。
ええと、「60×45×45水槽」「60×30×45オーバーフロー水槽」「45×45×45水槽」「900×300×360水槽」と、水量が同クラスだとこれだけあるんですよね。あるいは「60×30×36水槽+小型メタハラ」「45までの水草/ビーシュリンプ水槽」も、温度上昇の原因である照明の発熱から、サイズは違えど同クラスに含まれますね。このクラスの水槽で飼育を楽しんでいる事は、決して少ないパターンでは無いと思います。


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さて、使用したクーラーは200リットル対応機種のゼンスイ「ZC-200」です。


クーラーjK_c0165807_2053820.jpg

この水槽は放熱等は極力抑えた水槽でしたが、周囲の気温は常に25~26℃で、やはり水温も27~28℃の間を行き来しています。周囲温度+2℃くらいは、水槽の水温というのは簡単に上がりがちです(たぶん一般のご家庭では、夏場の状況は水槽にとってもっと過酷になるでしょう。住宅のつくりは、静音と温度を逃がさない方向にどんどん向かっていますからね)。
で、そういう視点から考えて、対応水量が「総水量+100リットル」のこの機種にしたわけです。
この「ZC-200」のひとつ下の機種、100リットル対応の「ZC-100」という機種もあるのですが、対応水量ギリギリというのはクーラーのフル稼働を生んでしまい、「冷え切らない」「電気代のロス」という結果になりがちです。特に前者の場合、生体に致命的な欠陥を生んでしまいますからクーラーを使用した意味が少なくなってしまいます。
また、能力的にギリギリのクーラーというのは、温度の上下差を呼んでしまいます。「夜間は冷えるが昼間は冷えない」という温度の上下差は、魚の白点病、水草の白化、サンゴの色抜け、ビーシュリンプの斃死、短い周期で発生する茶ゴケ・・・など非常に厄介なものです。

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「え~またそんな大げさな・・・」と、思われるかもしれません。ですが、この「水量100~200リットル」というのは、使用している器材と設置場所に非常に左右されやすい「要注意ゾーン」です。
桑原も過去に900水槽で無脊椎の飼育をしていたとき、「窓際+蛍光灯10本(当時メタハラと予算が無かったんですよ)」という状況で150リットル対応のクーラーを使用しましたが、やはりというか冷え切らなかった経験があります。クーラーはフル稼働で電気代も食うし(誰も入っていないコタツを一日中使ってるのと同じですからね)、当時かなり稀少だったローンボイドフェアリーラスも暑くて飛び出しちゃうし・・・と、散々でした。

で、この「ZC-200」、その高い能力のわりにはかなりコンパクト。ヒーター用コンセントも搭載、内部センサーなので温度センサーの制限も要らず、送水のポンプを繋ぐだけというカンタン仕様。「ZCシリーズ」はシンプルな内部構造なのでトラブルも少なく消費電力も低いタイプで電気代にも優しいという、ロングランにまさにベストな機種です。


ここ最近、クーラーお買い上げの方がが急に増えておりまして、本格的に暑くなる前に準備をされている方も多くなりました。
クーラーは「冷えないから小さい機種をもう一台付け足して・・・」ということができません。大きい機種を買いなおしになってしまうことがほとんどです(はい、これも過去に自分の水槽で試しましたよ・・・温度が上がらないようにするのがせいぜいでした)。

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ビーボックスは失敗しないクーラー選びのお手伝いをさせていただきます。ご来店、お待ちいたしております。
by b-box_goods | 2011-06-17 20:06